PRESS RELEASE

「カロミル」を活用した順天堂大学との「糖尿病患者の食事管理」に関する研究論文が公開―栄養摂取量の可視化が、短期間の血糖コントロールとBMIの改善に寄与―

2021年10月15日 11時00分

食事・運動・体重管理アプリケーション(以下アプリ)「カロミル」の開発・提供をするライフログテクノロジー株式会社(東京都中央区、代表取締役:棚橋繁行)は、順天堂大学大学院医学研究科代謝内分泌内科学(東京都文京区、綿田裕孝教授/医師・医学博士、佐藤淳子准教授/医師・医学博士、常見亜佐子/医師・大学院生)と2019年から研究を行っていた「『カロミル』を活用した2型糖尿病患者の食習慣および血糖コントロールに与える影響」についての論文が公開されたことをお知らせします。

◎研究がスタートした背景

日本の国民健康栄養調査によると、2016年には日本人人口の12.1%が糖尿病であると推定されており[1]、その有病率は年々増加しています[2]

2型糖尿病の予後と生活の質を改善するには、患者自身が食品の栄養成分を推定するなどの自己管理が不可欠ですが、患者にとって容易ではありません。そこで、順天堂大学大学院による「2型糖尿病患者における糖尿病管理に与える影響」の調査に活用する、栄養成分を推定するスキルを持ち合わせたモバイルアプリとして、今回「カロミル」が採用されました。26,300種類(2019年時点、現在は10万種類)の食品のデータベースを持ち、患者自身がアプリに食事を登録することで、カロリーや糖質をはじめとした栄養素の数値化等の機能により 、誰でも簡単に栄養摂取量を可視化できることが「カロミル」採用の決め手となりました。

[1] https://www.jocmr.org/index.php/JOCMR/article/view/4558/25893461#R01

[2] https://www.jocmr.org/index.php/JOCMR/article/view/4558/25893461#R02

○「カロミル」を活用した研究方法

今回のパイロット研究は、日本人の糖尿病患者の管理におけるモバイルアプリを使用した介入の有効性を調査することを目的としています。順天堂大学医学部附属順天堂医院糖尿病・内分泌内科に通院する、研究対象者本人の文書同意が得られた20歳から65歳までの2型糖尿病患者(HbA1c7.5%~9%)18名に、「カロミル」を3か月間(12週間)使用してもらい、主要評価項目としてヘモグロビンA1c(HbA1c)の変化、副次的評価項目として体重(BW)、脂質パラメーター、および生活の質スコアの変化を調査しました。

○今回発表された、研究成果にまつわる論文について

論文では、研究の結果、ヘモグロビンA1c(HbA1c)とBMIに有意な減少が観察されたこと、そしてヘモグロビンA1c(HbA1c)とBMIの減少は両方とも、モバイルアプリによって推定された炭水化物摂取量の減少との相関関係が確認されたということが発表されました。
これは結果的に、「カロミル」を使用して栄養摂取量を視覚化した日本人患者は、短期間の血糖コントロール(HbA1c)とBMIの改善に繋がったことを示しています。また今後も「カロミル」は、2型糖尿病の日本人患者の自己管理を改善するための臨床オプションとなる可能性があります。

〇論文情報

Journal of Clinical Medicine Research. 2021 Aug;13(8):425-433
https://www.jocmr.org/index.php/JOCMR/article/view/4558/25893461#R01
論文タイトル: A Pilot Study of Intervention With a Mobile Application Visualizing the Macronutrient Content for Type 2 Diabetes at a Japanese Center.
著者:: A. Tsunemi, J. Sato, H. Watada, et al
DOI:https://doi.org/10.14740/jocmr4558

◎今後の展望

今回のパイロット研究に限らず、今後も当社は自社開発のアプリやサービスを通して積極的に様々な機関や企業、大学との研究に協力していきます。そして当社のミッションである「健康寿命を太く、長く」達成を目指し、健康寿命延伸に力を尽くしていきたいと考えています。

カロミルについて

  • 食事・運動・体重管理アプリです。食事記録に関しては、写真1枚で毎日の食事を記録し、AI(人工知能)の画像解析技術によって栄養素を割り出し自動で登録します。カロリーだけでなく、たんぱく質、脂質、炭水化物、塩分、糖質、食物繊維、ビタミン、ミネラルの計算・記録もできるので、ダイエットのみならず、栄養バランスをみた健康管理が可能です。料理解析品目数・解析精度は業界NO.1(当社調べ)。また、食事記録だけでなく運動・バイタルの管理機能もそなえ、「健康のトータルマネジメント」を実現しています。新規登録数も昨年と比較して約3倍のペースで伸び、会員数は110万人を超えました(2021年8月時点)。

カロミルアドバイスについて

  • https://advice.calomeal.com/
    指導対象者(顧客)の「カロミル」アプリと連携し、食事や栄養指導がすべてオンライン上で完結できる、指導者向けのウェブツールです。指導対象者(顧客)の食事データの記録・蓄積が自動化されるだけでなく、AIが食事内容を自動で解析・栄養計算し、指導者の栄養計算など食事指導にかかる手間が大幅に削減されます。

ライフログテクノロジー株式会社について

  • https://calomeal.com/
    当社は管理栄養士、エンジニア、データサイエンティスト、人工知能の研究者で構成されたヘルスケア関連のテクノロジー企業です。2016年2月に創業し、東京本社のほか、宮崎など全国に拠点があります。主な事業はヘルスケアアプリ「カロミル」の開発・運営ですが、大学や企業、医療研究機関などと健康管理や食生活に関する共同研究も行っています。

サービスに関するお問い合わせ先

報道関係の方のお問い合わせ先

  • ライフログテクノロジー株式会社
    広報:石川 pr@calomeal.com
  • 社 名: ライフログテクノロジー株式会社(Life Log Technology, Inc)
    所在地: 〒103-0027東京都中央区日本橋三丁目2番14号 新槇町ビル別館第一 1階
    設 立: 2016年2月
    資本金: 6億1,956万円(資本準備金含む)

  • このリリースのPDFを表示

AIが食事を数値化する

栄養管理・ダイエットアプリ

AppStore GooglePlay

いますぐカロミルを無料ダウンロード

※機能により、App内課金が有ります。