2022年5月11日 10時00分
ライフログテクノロジー株式会社(東京都中央区、代表取締役:棚橋繁行)が開発・提供する、食事・運動・体重管理アプリケーション(以下アプリ)「カロミル」及び、カロミルと連携した指導者向けのウェブツール「カロミルアドバイス」が、京都大学医学部附属病院(京都府京都市、病院長:宮本享)にて妊産婦の体重管理に導入され、効果検証を行う臨床研究(以下、「本研究」)が本格始動しました。
◎本研究がスタートした背景
妊婦が健康な赤ちゃんを産むためには、体調管理や食事内容等、健康に関する様々な要素が必要だと言われています。その中の1つに挙げられるのが「体重管理」です。妊婦の体重(やせすぎ、あるいは肥満)は、「赤ちゃんが小さく生まれるリスク」や「妊娠高血圧症候群、妊娠糖尿病、難産のリスク」と関連することが知られており、赤ちゃんや妊婦自身の健康に大きな影響を与えます。しかし、妊婦の体格に応じて妊娠中の体重増加の目安とされる数値が示されている一方、医療者からは、妊婦の体重増減を適切にコントロールするための食事管理、栄養指導が難しいとの声が寄せられています。妊婦側からも「もっと食べる量を増やしましょうと言われたが、何をどれくらい食べれば良いのか分からない」「果物は体に良いと聞き食べていたが、思ったよりも糖質が高く驚いた」などの声が挙がっており、医療者、妊婦ともに食事管理、指導に課題があるとのことです。そこで妊産婦への食事指導や体重管理の介入方法に課題を感じている産婦人科医師、助産師をターゲットに、「カロミル」「カロミルアドバイス」を診療に活用していただくことで妊産婦のリスク回避のための行動変容を促し、良好な体重管理が可能であることを確かめるべく、今回の導入が決定しました。2月からの検証導入を経て、4月から本格導入が開始されました。
〇「カロミル」「カロミルアドバイス」の活用方法
妊産婦は「カロミル」で毎日食事記録、体重記録を付け、指導者の産婦人科医師/助産師は「カロミルアドバイス」を利用して食事指導や体重管理を行います。さらに、予め設定された基準体重よりも実際の体重に一定量の増減がある妊産婦は、カロミルアドバイスの「管理画面リスト」の上部へアラートマークがついた状態で表示されるようになり、指導者が妊産婦の体重変化をタイムリーに捉えることが出来るようになっています。
〇京都大学医学部附属病院 産科婦人科 助教 千草義継先生からのコメント
私もカロミルを利用していますが、1枚の写真で食事メニューや栄養素などが認識されるため入力が非常に楽ですし、食事管理に悩んでいる妊産婦の食事管理に効果的だと感じます。自分自身も食事記録により、食生活への意識がかなり変わったと思います。今後研究を進めていくのが楽しみです。
〇京都大学医学部附属病院 産科婦人科 医員 小松摩耶先生のコメント
カロミルを使い食事記録を継続したことで、意外と栄養バランスが偏っていることに気づきました。また食品に含まれる栄養分や、摂取した食事と量でカロリーの予想もできるようになりました。「ダイエットなど自分なりに食事について考えたけれど、上手くいったことがない」という方も、カロミルを利用することでその原因や対処法などが分かるかもしれません。
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社 名: ライフログテクノロジー株式会社(Life Log Technology, Inc)
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設 立: 2016年2月
資本金: 6億1,956万円(資本準備金含む)
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